400年以上続く会津地域最大の初市!
「十日市」祭り
福島県会津地方では,正月に各地で初市が開かれます。
会津地域最大の初市として、400年以上も前から続く伝統的な行事イベント「十日市」。
1月10日に行われるため「十日市」と呼ばれて親しまれてきました。
毎年 15 万人以上が訪れる新年の風物詩となっています。
冬の会津は雪に覆われる寒い季節ですが,毎年この日ばかりは町に多くの人々が出て賑わいます。
たくさんの出店があり、日用雑貨、漆器、飲食物といった様々な商品が並んでいます。
市神に1年の家族の無事を祈り、「起き上がり小法師」「風車」「市飴」の縁起物3点を買い求めるのが昔からの習わしです。
❚起き上がり小法師
高さ3,5センチほどの民芸品で、胴が赤い。
転んでも、すぐに立ち上がるところから、「七転び八起き」の象徴とされている「起き上がり小法師」。
家族の人数より1個多く買うのが習わしになっており神棚に供えます。
これには「家族や財産が増えますように」「厄を背負ってくれますように」という願いが込められています。
約400年前、蒲生氏郷公が下級藩士の内職として作らせた物の一つで、正月に売り出したのが始まりとされています。
今でも、初市である「十日市」には欠かせないものです。
「起き上がり小法師」を一体どのように選ぶかご存知ですか?
これが少しびっくり!
売り物の山から「起き上がり小法師」を片手で一気に掴み、掴んだ起き上がり小法師をお盆の上にごろごろっと転がして起き上がったものから好きなものを選ぶのです。
縁と直感で選ばれた「起き上がり小法師」は家族みんなが幸せであるよう、1年間神棚から見守り続けてくれるに違いありません。
❚風車
細い竹を編んで骨組みを作り、赤、青、黒の鮮やかな色紙を張り付けた「風車」。
「風車」の羽を、黒豆で止めてあるのが会津の特徴です。
羽の上には金文字で「福の神寿」の4文字が書き入れられています。
一つ一つの文字に「1年間、風車のようにまめに働けるように」との願いが込められています。
❚市飴
十日市限定で売られる「市飴」。
原材料は三温糖・麦芽糖・水飴・小麦粉のみです。
昔、飴は大変貴重なもので、滋養に富んだ飴をなめて無病息災と家内安全を願ったそう。
甘さ控えめでとてもやさしい素朴な味がしますよ♪
その他にも、様々な出店で賑わっています♪
会津の歴史に触れることができる素敵なお祭りです。
十日市
【所在地】〒965-0878福島県会津若松市中町
【電話番号】0242-37-2789(十日市実行委員会)
【営業時間】9:00~21:00
【HP】https://www.aizukanko.com/event/115/
さいごに…
会場の神明通り・大町通りなどは、朝から晩まで多くの家族づれなどで賑わい、会津の新年には欠かせない風物詩として親しまれている「十日市」。
400年の歴史があるお祭り、是非行ってみて下さいね!
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