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会津の歴史文化を感じる!「会津武家屋敷」の見どころをご紹介!

会津の歴史にふれられる

「武家屋敷(ぶけやしき)」

武家屋敷

「武家屋敷」は会津藩家老西郷頼母邸(さいごうたのもてい)を復元したものです。
白虎隊(びゃっこたい)で有名な戊辰戦争(ぼしんせんそう)で戦火にさらされ多くは消失してしまいましたが、地元の人達の熱い思いで、会津の歴史、文化、精神を伝えるために造られたのが、「会津武家屋敷」です。

 

幕末会津藩を支えた家老

西郷頼母近悳(さいごうたのもちかのり)とはどんな人物? 

武家屋敷

天保元年(1830)~明治36年(1903)
西郷家は、会津藩にあって代々家老職を務める家柄で、その長男として生まれた頼母は文久二年(1862)三十三歳で家老に任じられました。
その年の藩主松平容保(まつだいらかたもり)の京都守護職拝命(きょうとしゅごしょくはいめい)にあたっては、時局の大勢を予知し、「薪を負うて火を救うにひとし」と再三にわたり反対し職を解かれます。
鶴ヶ城籠城戦に入っても、頼母の強行な和議恭順説は交戦派から激しい反発を受け、頼母は長男の吉十郎とともに城を去り、米沢、仙台を経て榎本武揚(えのもとたけあき)の艦隊に合流し、函館で終戦を迎えました。

 

武家屋敷の見どころ

「武家屋敷」のお屋敷は広く、見どころが満載です。
けやき、ひのき、杉材を用いた和洋建築の壮大な屋敷は敷地面積2,400坪、建築面積280坪に及び38の部屋、畳の数は328枚となっています。

武家屋敷

その中でも特に見逃せない所をピックアップしてご紹介していきます。

■ 家老屋敷

武家屋敷

表門をくぐると、まず「式台玄関(しきだいげんかん)」と呼ばれる表玄関があります。
こちらは上級武士だけが通され、家老と挨拶をした場所です。
中の各室内には生活品が置かれ、当時の生活の様子を覗うことができます。

-御成(ごせい)の間-

武家屋敷

お客様が通された部屋。
正面の人形は会津藩主・松平容保です。

-奥一(おくいち)の間-

武家屋敷

家老・西郷頼母の寝室として使われた部屋。
妻・千重子(ちえこ)と三女・田鶴子(たづこ)、四女・常盤子(とわこ)の人形があります。
この場面は、父の寝室で遊んでいる子供達を、母の千重子が叱っている所だそうです。

-番所(ばんしょ)-

武家屋敷

屋敷内警備の家来達が詰めていた部屋。
こちらで緊急事態に備えていました。

-客待の間-

武家屋敷

家老が来客の際使用していた部屋。

■ 御写真処

武家屋敷

冠木門を入って、すぐ左わきに時代衣装やカツラが準備されており、記念撮影ができます。
武家屋敷に来た記念にいかがでしょうか?

■ 西郷四郎像

武家屋敷

志田四郎(しだしろう)は西郷家の養子となって講道館柔道で活躍し、小説「姿三四郎」のモデルとなりました。
柔道の幻の技「山嵐(やまあらし)」を編み出した伝説の柔道家でもあります。
西郷四郎は、西郷頼母の養子で、家督を継いだ人でもあります。
武家屋敷の中には、柔道着なども展示されています。
ちなみに、頼母も柔術をやっており子供の西郷四郎に教えていたようです。
そんな逸話からも、会津藩の文武両道精神を見ることができますね。

■ 「嶺南庵麟閣(れいなんあんりんかく)」

武家屋敷

蒲生氏郷(がもううじさと)公の庇護のもと少庵(千利休の次男)は鶴ヶ城の城内に麟閣を作りました。
その遺構の流れを再現された茶室も敷地内にあります。

■ 精米所(せいまいじょ)

武家屋敷

武家屋敷

もともと白河藩(しらかわはん)で使用されていた水車を使った精米所で、移築復元されたものです。
1日で16俵の米をつくことができた精米所です。
実物はおおきくて、とても迫力があります。

■ 会津歴史資料館

武家屋敷

館内撮影禁止のため、訪れる時のお楽しみ。
近世を中心に貴重な資料などが展示されています。

 

郷の料理を堪能!

御食事処「九曜亭(くようてい)」

武家屋敷

敷地内には、会津のごちそうを伝統漆器で味わうことができる御食事処があります。
西郷家の家紋「九曜(くよう)」から店名がつけられました。
落ち着いた造りの空間で、郷土料理をはじめ人気の喜多方ラーメンなどが食べられます。

 

絵付け体験で自分だけの民芸品をつくる!

武家屋敷

福島会津で有名な赤べこや、起上小法子の手作り体験ができます。

武家屋敷

ぜひ、自分だけの一つを作ってみてはいかがでしょうか?

 

大半の名物に出会える!

土産処「郷工房古今(ここん)」

武家屋敷

お土産を選ぶことも旅行での楽しみの一つですよね。
こちら「古今」は市内の土産店の中でも、品種も多く品数も豊富です。
通常のお菓子などの土産物だけでなく、会津地方の民芸品や特産品がほぼ揃っていますが、とりわけ地元作家のここでしか買えない民芸品もあるので、気になる人は必ずチェックしてみてください。

 

会津武家屋敷
【所在地】〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
【電話番号】0242-28-2525
【営業時間】4~11月8:30~17:00 12~3月9:00~16:30
【HP】http://bukeyashiki.com/


さいごに…

戊辰戦争にまつわる史跡が間近で感じることができる「武家屋敷」。
今回、紹介した以外にも見逃せない所がまだまだあります。
会津の東山温泉に向かう途中にあるので、ぜひ立ち寄ってみってはいかがでしょうか。

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