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History / 歴史

千円札でおなじみ。福島県は野口英世ゆかりの地。

世界的な細菌学者

野口英世の生涯が知れる「野口英世記念館」。

野口英世記念館
「野口英世記念館」は北に磐梯山、南に猪苗代湖がある福島県猪苗代町にあります。
ここで日本の歴代科学者、そして福島県を代表する偉人・野口英世が誕生しました。
千円札の顔でもおなじみですよね。
野口英世が、どんな研究をしていたかご存知でしょうか。
「野口英世記念館」では、世界で活躍した野口英世博士の生涯と研究業績の写真や資料をたくさん展示しています。
その中でも展示の見どころをご紹介していきます。

野口英世とは?

野口英世

野口英世は、明治9年(1876年)11月9日福島県猪苗代町で生まれた日本の医師、細菌学者です。
母・シカが小川で洗い物をしてわずかに目を離したすきに、囲炉裏に落ちて大火傷を負い畑仕事もできないため勉学に励みました。
中学校の時、仲間の援助により左手の手術を受けた際、医学の素晴らしさを知り中学卒業後、その病院に弟子入り。
19歳の時、「志を得されば、再び比地を踏まず」という言葉を残し上京しました。
現在の東京歯科大学で医学を学び、20歳という若さで医師免許を習得しました。
北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)所長とする伝染病研究所の助手となり、名前を野口清作から野口英世と改名しました。
その後、黄熱病(おうねつびょう)の研究のためエクアドルのブアヤキルに出張。
「アフリカの黄熱病は英世の作った薬では治らない。」と連絡を受けアクラへ出張した際、野口英世自身が黄熱病にかかり51歳の生涯を閉じました。

■野口英世の生家

生家

明治9年(1876年)、野口英世はこの家のナンドと呼ばれる部屋で生まれました。
この生家は江戸時代後期、文政6年(1823年)にこの場所に建てられました。
館外には、彼が上京する19年間を過ごした生家が当時のまま保存されています。
中を少し覗いてみましょう。

生家

中は綺麗に修復されており、当時の農家の生活を感じることができます。

囲炉裏

そしてここが、彼の人生を大きく変えたとも言われる囲炉裏。
この囲炉裏は、明治11年(1878年)の4月の当時から変わっていません。
英世の人生を決定づけた運命の現場は、まさに目の前にあった囲炉裏なのです。

床柱

明治29年(1896年)19歳の英世は医術開業試験受験のため上京する時、生家の床柱に「志を得ざれば再び此地を踏まず」と刻みました。
医者になれなければ生まれ故郷には帰ってこないという強い決意が読み取れます。

野口英世記念館入口

それでは、館内に入っていきましょう。
入口には野口英世の像がたたずんでいます。

■プロローグシアター

シアター

15年ぶりにアメリカから故郷に帰った野口英世自身の回想により、代表的なエピソードが紹介されています。

■母・シカの手紙

手紙

息子に会いたいという母・シカの強い気持ちが書かれた手紙。
猪苗代の風景とともに情緒豊かに紹介されています。
息子のために尽くす母の愛情を手紙から感じ取ることができます。
学問も無かったシカは字を書く事が出来ませんでしたが、囲炉裏の灰に指で字を書く練習をしながらこの手紙を書いたといわれています。

■展示コーナー

展示コーナー

「英世の生涯」を展示したブース。
野口英世の偉業が紹介され、人類のために捧げた生涯をたどります。

遺品

遺品2
多くの遺品や研究時に使用した資料、写真を展示しています。

■細菌コーナー

細菌コーナー

細菌コーナー2

野口英世の研究がコミカルに描かれた細菌コーナー。
黄熱病や梅毒の研究に尽力した英世が挑んだ細菌の世界を、映像やゲームを通して体験する事ができます。
子供から大人まで、楽しむことができるでしょう。

アメコミ

アメコミ2

ロックフェラー医学研究所で研究をしている野口英世の一日を紹介しています。
パネルには朝から晩まで研究に没頭した野口英世の一日を、当時の雰囲気が感じられるアメリカンコミックスで描いています。

■ロボットコーナー

ロボットコーナー

ロボットコーナー2

野口英世を再現したリアルロボットコーナー。
ロックフェラー医学研究所に勤めていた時の研究室を再現した場所で、野口英世が出迎えます。
質問のボタンを押すと、研究のことや妻のメリーのことを話してくれます。
激励する野口英世からの一言メッセージも聞くことができます。

■ミュージアムショップ

ショップ

野口英世に関するオリジナルグッズが販売されています。
記念品やお土産に利用してみてはいかがでしょうか?

野口英世記念館

【所在地】〒969-3284 福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81
【電話番号】0242-85-7867
【営業時間】問い合わせ
【HP】http://www.noguchihideyo.or.jp/


さいごに…

2004年に科学者として初めて日本の紙幣に採用され新しい千円札の顔にもなり、より身近な存在となった野口英世。
「野口英世記念館」では、その生涯にまつわる彼の全てを知ることができます。
「だから野口英世は成功者になれたんだ…」と彼のすごさを感じることでしょう。

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