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歴史を誇るお祭り!「相馬野馬追」を見て戦国時代にタイムスリップ!

まるで戦国時代!

「相馬野馬追 ( そうまのまおい ) 」を観に行こう!

相馬野馬追

福島県相馬市で開催され、国内最大級の馬の祭典でも知られる「相馬野馬追」。
2018年の「相馬野馬追」は、7月の28日(土)29日(日)30日(月)の 3 日間にわたり開催されました。
神事と呼ばれる「甲冑競馬(かっちゅうけいば)」や「神旗争奪戦(しんきそうだつせん)」、「御行列」は戦国時代にタイムスリップしたかのような光景です。
多い時で来場者数は20万人にも及び、盛り上がりをみせます。
そんな伝統ある「相馬野馬追」の情報、歴史をご紹介いたします。

「相馬野馬追」とは?

相馬野馬追

「相馬野馬追」は1000年以上もの歴史があり、国の「重要無形民俗文化財(じゅうようむけいみんぞくぶんかざい)」に指定されているお祭りです。
「相馬野馬追」とは「馬を追う神事・祭り」を意味しており、何百もの騎馬武者が一同に集う姿は、東北地方の東北六大祭りに数えられています。
起源は相馬氏の始祖であった平将門(たいらのまさかど)が、領内(現在の千葉県松戸市)に野生馬を放し、敵兵に見立て軍事訓練をした事が始まりとされています。

今回は3日間の中でも注目のメインイベント、2日目の「本祭り」の様子をご紹介いたします。

■ 御行列

相馬野馬追

「御行列」は、500 余騎の騎馬武者達が3km先の「御本陣雲雀ヶ原祭場地」を目指し進軍します。
普段見ることのない馬の大きさに驚愕するでしょう。
さらに甲冑をまとった全員が、まるで武者の魂が乗り移ったかのような振る舞いを見せます。
お願いすれば一緒に記念撮影ができますよ。

相馬野馬追

実はこの行列、前を横切ったりしては絶対にいけません。
昔は切り捨てられたともいわれています。
さらに行列を見下ろすのも不敬とされており、当日は2階から行列を見物するのも御法度です。
こういった雰囲気を味わえるのも、魅力のひとつではないでしょうか。

さて、続々と騎馬武者が祭場に入場していきます。
「御本陣雲雀ヶ原の祭場地」に到着すると、お祭の熱気も高まります。

■ 甲冑競馬

相馬野馬追

「甲冑競馬」は、10頭が1周1000mのコースで速さを競います。
騎手は甲冑を身に付け、まるで戦国武将のような姿で競馬を行います。
ちなみに、着用している甲胄は先祖伝来のものや全国から集められた本物なのです。

相馬野馬追

色とりどりの旗を背中に差した騎馬武者が、コースを全速力で疾走。
雨上がりのぬかるんだコースを駆け抜けます。

相馬野馬追

甲冑の音や指旗のはためく音、普通の競馬場より間近で競馬を観られる事もあり、迫力ある姿に興奮が収まりません。

相馬野馬追

1番になった武者は喜びの雄叫びをあげ、ゴール前を駆け抜けます。
観ている方も感激のあまり、身震いしてしまうほどの凄まじさです。

■ 神旗争奪戦

相馬野馬追

「神旗争奪戦」は、花火で打ち上げられ舞い落ちてくる2本の御神旗(ごしんき)を雲雀ヶ原に広がった250余騎が奪い合う競技です。

相馬野馬追

甲冑を着た騎馬武者が平原に多く集まるため、合戦を目の前で見ているような大迫力を楽
しむことができます。
もみ合いになり、落馬する武者も多いです。
この迫力、なんと胸の躍ることか…

相馬野馬追

御神旗を勝ち取った騎馬武者は御神旗を高く掲げ、本陣の山頂に繋がっている羊腸の坂を勢いよく駆け上がり勝利を伝えます。
ジャパニーズ・サムライは、ここ福島に現存していました。

相馬野馬追
【所在地】〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来出口 相馬野馬追祭場地
【電話番号】0244-22-3064
【営業時間】問い合わせ
【HP】http://soma-nomaoi.jp/


さいごに…

東日本大震災の年は開催が危ぶまれていましたが、規模を縮小して執り行われた「相馬野馬追」。
今年は、東京電力福島第1原発事故の影響で中止されていた浪江町での騎馬武者行列が、8年ぶりに再開もしました。
お祭りの会場となる地域はすべてが避難指示解除となりましたので、震災前の姿を取り戻しつつあります。
日本の歴史を感じるだけでなく、迫力ある競馬の魅力にも触れることができる伝統行事。
ぜひ1度、参加してみてはいかがでしょうか?

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